CentOS に標準でインストールされる SSHサーバ の OpenSSH を設定します。
SSHとは
主にUNIXコンピュータで利用される、ネットワークを介して別のコンピュータにログインしたり、遠隔地のマシンでコマンドを実行したり、他のマシンへファイルを移動したりするためプログラム。ネットワーク上を流れるデータは暗号化されるため、インターネット経由でも一連の操作を安全に行なうことができる。
- 読み方 : セキュアシェル
- フルスペル : Secure SHell
CentOS ではインストールと同時にSSHサービスの「OpenSSH」がインストールされています。
Windows 機からのリモート操作に必要ですので OpenSSH の設定をします。
OpenSSH
OpenSSH のインストール確認
yumコマンドの場合
[root@linux ~]# yum list | grep openssh
openssh.i386 3.9p1-8.RHEL4.17 installed ←■ インストール済
openssh-clients.i386 3.9p1-8.RHEL4.17 installed ←■ インストール済
openssh-server.i386 3.9p1-8.RHEL4.17 installed ←■ インストール済
openssh-askpass.i386 3.9p1-8.RHEL4.17 update
openssh-askpass-gnome.i386 3.9p1-8.RHEL4.17 update
[root@linux ~]#
rpmコマンドの場合、インストールされていれば表示される
[root@linux ~]# rpm -qa | grep openssh
openssh-3.9p1-8.RHEL4.17
openssh-clients-3.9p1-8.RHEL4.17
openssh-server-3.9p1-8.RHEL4.17
[root@linux ~]#
OpenSSH 設定
以下の設定を行います。- SSH 2 のみ接続を許可
- root でのログインを禁止
/etc/ssh/sshd_config バックアップ
[root@linux ssh]# cp -a /etc/ssh/sshd_config /etc/ssh/sshd_config.org
/etc/ssh/sshd_config の編集
[root@linux ~]# vi /etc/ssh/sshd_config ←■ viエディタでファイル編集する
#Port 22 ←■ 場合によって、ポート番号を変更しても良い 例) 2222等
Port 2222 ←■ ポート番号を変更する場合の例
#Protocol 2,1 ←■ SSH 2 のみ接続を許可
Protocol 2
#PermitRootLogin yes ←■ rootでのログインを禁止
PermitRootLogin no
PasswordAuthentication yes ←■ パスワード方式ログインで設定する場合、パスワードでのログインを許可
PasswordAuthentication no ←■ 鍵方式ログインで設定する場合、パスワードでのログインを拒否
PermitEmptyPasswords no ←■ 空パスワードの禁止
# :wq ← 上書き保存して編集終了
[root@linux ~]#
SSHD 再起動
SSHサーバを再起動します。再起動をするまでは設定が反映されません。
[root@linux ~]# /etc/rc.d/init.d/sshd restart
sshd を停止中: [ OK ]
sshd を起動中: [ OK ]
[root@linux ~]#
- 補足 sshd の起動・停止
※ sshd 停止方法 [root@linux ~]# /etc/rc.d/init.d/sshd stop sshd を停止中: [ OK ] [root@linux ~]# ※ sshd 起動方法 [root@linux ~]# /etc/rc.d/init.d/sshd start sshd を起動中: [ OK ] [root@linux ~]#
鍵方式ログインの設定 → CentOS/OpenSSH/鍵方式ログイン 設定
これで SSHサーバ(OpenSSH)の設定を終了します。
Windows 機からSSH接続できるか確認します。 SSHクライアントのインストールが必要です。
SSHクライアントのインストール ⇒ CentOS/SSHクライアント
アクセス制限
[root@linux ~]# echo "sshd: 127.0.0.1" >> /etc/hosts.allow ←■ サーバー自身からのsshへのアクセスを許可
[root@linux ~]# echo "sshd: 192.168.1." >> /etc/hosts.allow ←■ 内部(例:192.168.1.XXXからのsshアクセスを許可)
[root@linux ~]# echo "sshd: .ppp.asahi-net.or.jp" >> /etc/hosts.allow ←■ 外部(例:xxx.ppp.asahi-net.or.jpからのsshアクセスを許可)
[root@linux ~]# echo "sshd: ALL" >> /etc/hosts.deny ←■ sshへの全てのアクセスを禁止
viエディタで編集
[root@linux ~]# vi /etc/hosts.allow ←■ 許可するアクセス
sshd: 127.0.0.1
sshd: 192.168.24.
sshd: .eonet.ne.jp
[root@linux ~]# vi /etc/hosts.deny ←■ sshへの全てのアクセスを禁止
sshd: ALL
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